大阪初の重粒子線センターを視察

公明党府議団は、11月20日、先月1日に竣工した大阪重粒子線センターを視察しました。同センターは、本年春に開院した大阪国際がんセンター(旧大阪府立成人病センター)の隣接地に位置し、来年3月に外来診療開始、同年10月に重粒子線治療開始を予定しています。

重粒子線がん治療は、切らずに痛みもなく、高齢者にもやさしい治療です。がんだけを集中的に狙い撃ちすることができるため、正常組織への副作用が少なく、従来の放射線では治療の難しいケースのものにも適用できる可能性があり、優れた治療効果が期待できます。

この治療を受ける場合、先進医療制度の適用を受けますが、手術が難しい骨軟部腫瘍(骨のがん)以外の技術料は、全額自己負担となります。その費用は、約310万円にもなることから、かねてより公明党府議団として、その軽減策の必要性を指摘してきました。

10月4日の定例府議会の代表質問において、患者の経済的負担を軽くする府独自の制度を創設すべきと迫り、府は先行事例を参考に金融機関の協力も得ながら検討する考えを示しました。