歩車分離式信号機

区内小松小学校の通学路に当たる、コスモ石油ガソリンスタンド前の信号機に歩行者用の信号機が取り付けられ、歩車分離式に切り換わったのをご存知でしょうか?当時の小学校PTA会長のご要請により設置したものです。

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この信号では、右左折する車両と横断歩行者が交錯しないよう、歩行者と車両の通行を分離する方式になります。斜め横断ができるスクランブル方式もこの一種です。車先進国イギリスでは、全ての交差点にこの方式を採用しています。

デメリットとしてよく言われるのが「待ち時間」が長くなり交通渋滞の原因となることです。しかし、中には渋滞が解消されたケースもあります。
今まで右左折車は、信号が青でも歩行者が途切れるまで右左折できません。そして歩行者が途切れるのは、信号が赤に変わる直前ともなれば、実際に右左折できる時間はごく短時間になってしまいます。

これが歩車分離したことにより、車は曲がりたいときに確実に曲がれるようになり、その結果、流れがスムーズになって渋滞が解消したというわけです。

歩行者の左折巻き込み事故、右折時の歩道上の事故を確実に減らすことのできる「歩車分離式信号機」ですが、2010年3月末の時点で全ての信号交差点に対する割合は、2.74%に止まっています。

昨秋、我が党府本部所属の現職議員が、横断歩道歩行中の巻き込み事故で死去されました。もし、このタイプの信号機であればと悔やまれてなりません。設置比率アップを目指してしっかり取り組んで参ります。