センターは2002年9月に開院。「がんを上手に治す」「患者さんと家族を徹底支援する」「成長と進化を継続する」との基本理念を掲げて、がんの早期発見や診断技術・治療技術等の開発する研究室や、産学官金が連携して医看工の共同研究する施設などが設けられた。
2006年1月には陽子線治療の先進治療が承認、2012年9月には、公益財団法人日本対がん協会特別賞・朝日がん大賞を受賞。2013年4月には、厚生労働大臣より国立病院以外では、大阪国際がんセンターに続き2番目の「特定機能病院」に承認された。
現在は「プロジェクトHOPE」というがんゲノム診療を独自で展開し、5000人の患者の遺伝子データを保有・解析している。また、国内初の「支持療法センター」を開院当初より開設するとともに、最新の放射線治療装置を導入している。
さらに、2012年4月に、がんと共に生きるために必要な患者家族の支援拠点として患者家族支援センターを設置し、よろず相談、化学療法センター、支持療法センター、緩和ケアセンターなどへナビゲートしてきた。
この日は、山口総長から病院の概要及び各プロジェクトの現況をご説明いただき、院内を視察させていただいた。